鳥羽からの海路には、神島が顕れる。 三島由紀夫の潮騒の島。 伊良湖の古風な宿は猫とキースへリングがお出迎え。 芭蕉、三島、へリングとつながれば匂ってくる。 帰りはゆっくり渥美半島縦断の路線バスを。 バス停留所は<保美>と
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
鷹ひとつ見つけてうれし伊良湖崎
芭蕉は<奥の細道>のほかにも 一生のほとんどを旅に生きた。 *鷹ひとつ見つけてうれし伊良湖崎 これは若き弟子・杜国に会いに行った時の句。 杜国は罪状を問われこの辺鄙な地に隠れ棲んでいた。 ワルが好きな芭蕉のラブラブ宣言で
【遭遇一句 −2020】2020/09/01~09/05
09/05 そらはれてくらげはうかびわが船の渥美をさしてうれひ行くかな : 宮沢賢治 09/04 松葉牡丹のむき出しな茎がよれて倒れて : 河東碧梧桐 〜1923/9/1 関東大震災・震災雑詠十八句 &nb
【 タイム食句 ー2020 】2020/09/01~09/05
09/05 ひとりだと思う月光舐めてみる : 佐藤成之 09/04 菜箸をさし入れ左右にほぐしたし本日の雲かたまりやすく : 佐藤モニカ 09/03 失恋や御飯の奥にいなびかり : 高山れお
【遭遇一句 −2020】2020/08/26~08/31
08/31 トイレットペーパー繰れば稲びかり : 大木あまり 08/30 さやさやと家族まもれる妹を肉袋とし夢に吊るしき : 阿木津英 08/29 あかあかと日は難面もあきの風 : 芭蕉 〜奥
【 タイム食句 ー2020 】2020/08/26~08/31
08/31 飲むことはこの世の時をわずかにも錯れて闇夜に入りゆく勇気 : 大松逹知 08/30 梨剥く手サラリーマンを続けよと : 小川軽舟 08/29 一匹の熱き秋刀魚を食みたりきあはれ少し
【遭遇一句 −2020】2020/08/21~08/25
08/25 夏木やゝ衰へたれど残暑かな : 高浜虚子 08/24 モンローのレントゲン写真は四百万円一糸まとはぬ骨すがしけれ : 吉田アヤ子 08/23 四五人の賛美歌木槿咲きそめし : 藤田
【 タイム食句 ー2020 】2020/08/21~08/25
08/25 一匹の豚に化身しあてもなくものをあさりてうろつきまはる : 杉原一司 08/24 食べられて菌は消えてしまひけり : 鴇田智哉 08/23 自販機の上に置かれた空き缶はすべての嘘に
ココルーム・ブックカフェの掟
・ココルーム・ブックカフェの掟: 客の喉元に有無を言わせず一冊の本を 突きつける。 店長がその人にふさわしい、 感じて欲しいという本を選ぶ。 塚本邦雄「定型幻視論」「獻身」 が渡るべき人に渡った。うれしい。 ・蕎麦打ち流
【遭遇一句 −2020】2020/08/16~08/20
08/20 相部屋の感想聞けば「鼻くそがほじれないんだ。鼻くそたまる」 : 俵万智 08/19 鯊舟をへなへな漕いで戻りけり : 矢野蓬矢 08/18 携帯を墓標にすればいいじゃない待ち受け画