07/10 陽へ病む : 大橋裸木 07/09 読み返す『一九八四』目の前にありてあらざるそのディストピア : 藤原龍一郎 07/08 ★愛されずして沖遠く泳ぐなり : 藤田湘子
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【 タイム食句 ー2020 】2020/07/06~07/10
07/10 深夜二時コンビニに寄る私たち磁石が引き合うように孤独だ : カン・ハンナ 07/09 大喰ひは罪なんですか蚊遣り豚 : 高井数何 07/08 骨のない鶏がくたっと生きていること思い
【遭遇一句 −2020】2020/07/01~07/05
07/05 ほんたうの差別について語らへば徐々に湿つてゆく白いシャツ : 小佐野弾 07/04 いじめられ蝉の時雨を聴けず逝く : 小林凛 07/03 ★それぞれに中心を持つぼくたちはひとつの
【 タイム食句 ー2020 】07/01~07/05
07/05 酒乱の血どこにも象の墓場なし : 古谷恭一 07/04 怒らなくなったなあ俺は、つくづくとおもいつつ俺の口漱ぐなり : 佐佐木幸綱 07/03 肩書きの崩れやすきや心太 : 飯田冬
【遭遇一句 −2020】2020/06/26~06/30
06/30 切られたる夢は誠か蚤のあと : 榎本其角 〜其角十三歳で芭蕉入門 06/29 梅雨空に置き忘れてはなりませぬ太郎冠者の手習いの筆 : 冬野虹 06/28 患者 ID タグも遺品や青
【 タイム食句 ー2020 】2020/06/26~06/30
06/30 やはらかく舌圧(お)されつつ教はりぬ歯茎の正しい磨き方など : 栗木京子 06/29 おにをこぜ徹頭徹尾おにをこぜ : 松尾隆信 06/28 この部屋にたまごが来をり自らを卵といひ
【遭遇一句 −2020】2020/06/21~06/25
06/25 親族(うから)恋ふわが眼の色も涸れしむるばかりに灼けて夏の塀立つ : 佐々木悠二 〜無期死刑囚 06/24 敵機かと物見の兵に蛍かな : 宇垣纏 〜海軍中将「戦藻録」*「面白すぎる日記たち」
【 タイム食句 ー2020 】2020/06/21~06/25
06/25 君の青き舌欲しくてかき氷 : 千田愛 06/24 浅間山荘囲む隊員たちの啜るヌードルはたしかに美味しく見えた : 笹公人 06/23 夏が好きをんなが好きでアルデンテ : 山中正己
【遭遇一句 −2020】2020/06/16~06/20
06/20 まなことび腸ながれありほとゝぎす : 飯田蛇笏 06/19 戦争が(どの戦争が?)終つたら紫陽花を見にゆくつもりです : 荻原裕幸 06/18 いくさあれば ふつふつと湧く 土下座
【 タイム食句 ー2020 】2020/06/16~06/20
06/20 食べおえた皿しばし眺める 去年みんなで会っておいてよかった : 雪舟えま 06/19 梅の実の子と露の子と生れ合ふ : 中川宋淵 〜第二十七候・梅子黄(うめのみきばむ)6/16~6/20 &nb