10/31 この世をば どりやおいとまに 線香の 煙と共に はい左様なら : 十返舎一九 〜辞世 1831 10/30 耳に血の集まるときを鰯雲 : 曽根毅 10/29 飛行士の足形つけてかが
【 タイム食句 ー2020 】2020/10/26~10/31
10/31 蕎麦屋への道を一本まちがえり : 広瀬ちえみ 10/30 両耳のふさがれてゐてほのしづか信ずるといふ蔓を甘嚙み : 小池純代 10/29 栗菓子の箱に一年分の紅 : 河辺果風 10
料理人・満田のベクトルは深化
西天満、知らない間に激戦地区に。 そこに殴り込みをかけた料理人。 もとより北摂で名を轟かせていたが、 如何せん中途半端に遠かった。 驚くべき熱量の高さ。 50歳の知力と体力。 料理道の守破離、守から破の40代、 これから
彦根で近江牛の肉そば
あ〜またやってもた〜 スミス記念堂の前まで来て、 BIWAKOビエンナーレが水曜休みと気がつく。 それでは彦根城でも見ればいいものを、 足は蕎麦屋を探しはじめる。 <近江牛肉そば>の汁そばに決めて席に、 壁を見れば、一品
<のん句会>2回目
<のん句会>2回目。 初回は有馬吟行。 そのメンバーで夏の真っ盛り、 津山で開催の<三鬼と三郎展>に。 (西東三鬼と太田三郎) その時に吟行はできなかったので、 今日、世沙弥に場所を移して第2回の句会を。 ほぼ初心者が2
「ある画家の数奇な運命」
マイベスト映画に「善き人のためのソナタ」。 その監督があのリヒターを映画化したとあらば。 ちょうど世沙弥は10月にリヒターの<FLOW>に 展示替えしたばかり。 ウオホール、バスキア、バンクシー、 あたりは情報量が多いが
【遭遇一句 −2020】2020/10/21~10/25
10/25 どのをんなにも匂ひのなかつたことをめうにおぼえて退院 する : 平井弘 10/24 短夜や人にふたつの水晶体 : 小暮陶句郎 10/23 あふみの海磯うつ浪のいく度か御世にこころを
【 タイム食句 ー2020 】2020/10/21~10/25
10/25 秋風や痢してつめたき己が糞 : 飯田蛇笏 10/24 もの言わず朝より食わずいる一日亀が沈みてゆきし幽明 : 伊藤一彦 10/23 梨を剥くひびきは部屋を剥くひびき : 鴇田智哉
「私の肖像」 内倉真一郎
写真家とは宿痾である。 「私の肖像」 内倉真一郎 表紙の少女、タイトル、 写真集を開くまでの巧みな心理の仕掛け。 他人が被写体として映し出されていく。 繰るうちに、風土であり、血族であり、 <私の>キーワードがあぶり出さ