11/05 洞窟の画像眺めて夜業かな : 松本てふこ 11/04 淡あはと虹のごとくに薄れつつなほも人間になりすますかな : 岩田憲生 11/03 あけび蔓引く青天を手繰り寄せ : 内藤吐天
【 タイム食句 ー2020 】2020/11/01~11/05
11/05 ふたりしてえびの素肌にまとわせる片栗粉 だいすきよ、バイバイ : 笠木拓 11/04 唐辛子ばかりの鍋の見えにけり : 西村麒麟 11/03 うまいもん食べよるときに笑わんと表情筋
加藤泉の作品カタログ
加藤泉の作品カタログ。 ペロタン社から超豪華本が出ました。 巻頭、写真のトップに 世沙弥コレクション、 2012年のソフビ作品が掲載。 ちょうど今、メインダイニングに展示中なので、 皆さんに見てもらえてタイミングよかった
<魔女の宅急便>の空飛ぶ自転車
あの〜僕、自転車が趣味なんですが、 ここで写真撮らせてもらえませんか? 日曜日の朝、近所の青年が突然に。 谷信雪さんデザイン。 <魔女の宅急便>の空飛ぶ自転車を作った方の 作品でマニア憧れのものらしい。 カバンからはみ出
板橋文夫のピアノ
板橋文夫のピアノは聴くものではない。 肉体と全霊の体験。 フランシス・ベーコンのあの混乱猥雑極まりないアトリエに 深夜紛れ込み暁をむかえるような。 南輝子の個展のオープニングコンサートである。 ふたつの熱い魂の触れ合いは
【遭遇一句 −2020】2020/10/26~10/31
10/31 この世をば どりやおいとまに 線香の 煙と共に はい左様なら : 十返舎一九 〜辞世 1831 10/30 耳に血の集まるときを鰯雲 : 曽根毅 10/29 飛行士の足形つけてかが
【 タイム食句 ー2020 】2020/10/26~10/31
10/31 蕎麦屋への道を一本まちがえり : 広瀬ちえみ 10/30 両耳のふさがれてゐてほのしづか信ずるといふ蔓を甘嚙み : 小池純代 10/29 栗菓子の箱に一年分の紅 : 河辺果風 10
料理人・満田のベクトルは深化
西天満、知らない間に激戦地区に。 そこに殴り込みをかけた料理人。 もとより北摂で名を轟かせていたが、 如何せん中途半端に遠かった。 驚くべき熱量の高さ。 50歳の知力と体力。 料理道の守破離、守から破の40代、 これから
彦根で近江牛の肉そば
あ〜またやってもた〜 スミス記念堂の前まで来て、 BIWAKOビエンナーレが水曜休みと気がつく。 それでは彦根城でも見ればいいものを、 足は蕎麦屋を探しはじめる。 <近江牛肉そば>の汁そばに決めて席に、 壁を見れば、一品