「何という文を書いたかではなく、どのように書いたか、 つまり、文の書きぶりを第一義とする表現が書である。」 現代日本の誇るべき奇人は、数少なくなったが その一人は、石川九楊。 従来の退屈な<書道作品>からは、詩の世界は
寒仕込み、寒紅、寒卵
木曽に引っ越した蕎麦屋『てる坊』が けさはこんな雪です、とメールで写真をおくってきた。 雪見障子をあげて一献、なんてかいてある。 ああ、そうか雪見障子が生活にいきてるんや。 21日は大寒。 二十四節気の死んでしもた言葉は
范道生の仏像の人間くささが笑える
范道生。 仏師である。 人間くさい。生臭い。 運慶、快慶のミケランジェロ系。 円空、木喰の素朴系。 薮内佐斗司の童子系。 范道生のリアリティ系は中国系のものなんだろうが、 萬福寺のこの仏像群は魅力いっぱい。 布袋、羅漢、
中国の逞しいパロディネーミング
牡蠣の季節。 産地で食べるんやないから、 軽く焼いて食べるのが好み。 ポワレといおうがムニエルとかっこつけようが、 ごく簡単に粉ではたいて、表面カリカリと。 要はたこやきとおんなじ。外はカリっと、中とろ~ん。 市場で買う
藤原定家が日記にかいていた<超新星爆発>
オリオン座の巨大な赤い星、ベテルギウスが 年老いて最後に爆発する時期が近付いた。 星にも寿命がある。 これはロマンや。 この超新星爆発の記録が、 藤原定家が日記に書いてるというのに さらにロマンがかきたてられる。 『明月
この光はジェームズ・タレル
片眼のクセ。 右をつむって、左だけでパソコンに向かってる。 左も疲れて右をあける。 ぼお~~と。 光がとおいところからさしてくる。 この光、どこかで経験したなぁ。 なんかいか記憶さぐりごっこしてて、 あのアート体験やとピ
<ビオアート>がボローニャ国際絵本原画展で入賞
豊下康次<絵文字ビオアート>展。 動物の絵文字で、わかりやすいところでは 象形文字のデザイン化。 豊下さんの根本にあるのは、 生き物の共存と地球の環境保全の姿勢で デザインしているので、動物たちの表情が優しい。 色も鮮や
鍋するねやったら<サリ麺>と<吉野家のキムチ>
<サリ麺>。 やっと近所のスーパーで発見。 韓国の鍋用のインスタント麺です。 ごま鍋、キムチ鍋、すきやき、 なんでもええけど、このシーズンは あったかいスープ。 そこにサリ麺。 サリとは、追加の替え玉麺という意味らしい。
森村泰昌さん、次は『細雪』4姉妹をお願いします。
森村泰昌が<レクイエム>後の新作は 『絵写真+The KIMONO』。 マリリンモンローの女装から 三島由紀夫の男装を通過して 肉体の接待値は本来の男度10度から ゼロ値になってる様子。 今回の半裸婦人図6体は相当過激な
雪は降るしあんたは来るし
曽根主水の俳句。 ・初湯はや生き物色に濁りたる ・やせこけた人マラソンの先端に ・雪は降るしあんたは来るしあんた誰 と~~ぶら、ね~じゅ。 アダモでっか。 櫂未知子の 「春は曙そろそろ帰ってくれないか」 の冬バージョン?