木下晋の鉛筆画は各地の美術館、NHK日曜美術館などで 紹介されてきたが、今回の個展は初期の油彩の大作が ずらり並んで度肝を抜く。 孤高の絵描きの魂、ここにあり。 越後の激しい海の飛沫に嬲られながら 胎内へ。稀有なる機会。
木下晋展 胎内市美術館
胎内にいます。 安心してください。ミクロの決死圏ではありません。 胎内市美術館。 新潟市のさらに北。 ここで木下晋展が開催中。 1)世沙弥コレクションの『鎮魂の祈り』が ここ胎内市の「道徳」の教科書に掲載。 2)最後の瞽
仮名手本忠臣蔵
碩太夫 待って待って待って、 たった一声 〜〜「はった」と叫んで〜〜 仮名手本忠臣蔵 城明渡しの段 ほんとに、この台詞一言だけが御簾の中から。 この若い太夫の浄瑠璃だけで 大阪人はパワフルになる。 切腹の段は 藤蔵と呂勢
【 アートな一句 】2023/06/11~06/15
06/15 シルレア紀の地層は杳きそのかみを海の蠍の我も棲みけむ : 明石海人 06/14 ベランダにいつもの人や今日は白 : 西生ゆかり 06/13 グミ ところにより雨 個包装の感情として走る一論車は深い青 : 大前
【遊行一句 −2023】2023/06/11~06/15
06/15 蛍とび疑ひぶかき親の箸 : 飯島晴子 06/14 夏草の 思ひしなえて 偲ふらむ 妹が門見む なびけこの山 : 柿本人麻呂 〜『万葉集』 06/13 明け方や熱帯魚から咀嚼音 : 遠藤容代 06/12 ふらん
【 タイム食句 ー2023 】2023/06/11~06/15
06/15 ぎんいろの卵を二つうすあをき便器に落とし夏鳥われは : 岡井隆 06/14 ずぶ濡れのまま泡盛を頼みけり : 黒岩徳将 06/13 海を背に少し歩いて落ち合った家族とまずはお蕎麦を
『怪物』
去年だったか豚の心臓移植のニュースは ショックだった。 それはイメージとして豚の脳を移植されたことと 同じことを意味した。 「ブタの脳を移植したらそれは人間?」 子どもが問いかける『怪物』 「クィアパルム賞」を獲ったこと
新藤杏子 <100人の肖像>
世沙弥カフェのお客様と 肖像画の話題になり、大象お気に入りを 持ち出しました。 新藤杏子さんが描いてくれた水彩。 そもそも彼女のデヴュー<100人の肖像>を コレクションしたのがきっかけ。 10年ぶりにテーブルの上に10
「越智裕二郎さんとの思い出を語る会」
「越智裕二郎さんとの思い出を語る会」 @西宮大谷美術館 いやあ、愛されたんだなぁ。 それ以上に、愛したんだろうなぁ。
【 アートな一句 】2023/06/06~06/10
06/10 夏夕べ弦にふれれば鳴り出しぬ : 浦川聡子 06/09 暮れてきて八百屋がおろすシャッターにあらわれる青色のグラフィティ : 阿波野巧也 06/08 蛾の迷ふ白き楽譜をめくりゐる : 平畑静塔 06/07 遠