パウダー状の塩は宮古島の自然塩。売り文句はミネラル 含有数世界一のギネス認定。一番のオドロキはこのふわ っとしたパウダー感。ケーキのパウダーシュガーのよう に盛り蕎麦にパウダーソルト。新メニューは<雪蕎麦>。 (雪塩)h
定食蕎麦屋『きまま亭』は、けなげな手打ち
『月花水』が閉まってる。偶然出会った知人に寺田町の 『きまま亭』をすすめられる。定食屋の昼時は近所のお っちゃんおばちゃん「さぶおまんな」と天丼のごはんつ ぶとばしてる。けなげに手打ち。蕎麦湯も濃厚系を別に。 (きまま亭
象の絵柄の伊万里 やっと発見
象のコレクション。江戸後期の伊万里にあるときくが目 にする機会はない。先頃発見された若冲はじめ白象のモ チーフは一般的なはずと信じ捜し続けていた。大阪美術 倶楽部会場で遂に1枚発見。中皿で料理を盛るには手頃。 (染付洗象
怨霊・梅原猛の”卒塔婆小町”
怨霊の視点から歴史を読み解く梅原先生の<能を観る> 企画。「この舞台で使われる床几は楠正成の使用してい たものが観世家に代々伝わったものとたった今控え室で ききました」と怨霊の系譜をマクラに解説がはじまった。 <梅原猛企
山本哲也の大鼓、聴くべし
物の怪の腸から絞り出すような唸りが漏れ聞こえ、カァ ーンと宇宙を突き抜けるサウンドが響き渡る。一気に異界 に引きずり込まれる昂奮。これやったんや、能のおもろ さは。筋書きはあとや。まず笛と鼓。古典芸能オトロシ。 (山本哲
蕎麦屋”いもせ”で雛人形
何年かぶり。奥に小部屋があって雛人形が飾ってある。 前回にもそんな記憶が。同じような季節だったのか。硝 子戸のむこうに見える麺打ち台の堂々スペース。前回も 客はひとりっきりで本日も。いい店なのに時間帯のせい? (いもせ)
武田佐知子教授の紹介した馬乗衣
『日めくり万葉集』で紹介した和歌が馬乗衣。埴輪にみ られるファッションは今でいえばパリコレの最新モード。 武田先生の古代衣装史というジャンルはなかなか面白い。 卑弥呼は男装の女王。現代の政治舞台に蘇ってほしい
”ずぼら”は坊主をひっくりかえしたもん?
『禅的生活』のあとがきに「ズボラ」は坊主の逆さまの 複数形とある。坊さんはきちんとしてるけど、ええかげ んでだらしないのが”ずぼら”。大阪ディープになると ”ずんべらぼん”。ほんでつんつるてんのすっぽんぽん。 玄侑宗久『
豆鼓エキスのCMは、おっさんデュオ『霧雨の北沢緑道』
”尿酸値が高いから 中性脂肪が多いから 前立腺が腫 れてます とにかく歩けといわれてる”。CM用に作っ たもんやのうて『ペーソス』というデュオが存在。あの 抜群のタレントも歌手本人。メーカーはやっぱり大阪や。 (豆鼓エキ
フレンチで”天麩羅うどん”をするならば
アラン・デュカスの店で日本食材に挑戦したフレンチ。 海老天にうどんをまいてフライにしたものを串にさして 丼に渡してある。パスタアレンジではなく、形を本歌取 りしたところが粋。エスカルゴの卵、渦巻き状のソース。 (ローラン