胡弓の哀調。三味線は<はなれ瞽女>を連想し、おわら の節回しは突飛な高音域でカストラートが出現したかの ごとく。声楽と演奏と舞踏。漆の国の漆黒のオペラは踊 りの輪が一周するごとに夜の密度が濃くなり影が重なる。 (風の盆)
越中八尾のゴマ : 無農薬栽培の苦闘
いよいよ栽培の終盤戦。花も終わり畑全体がうっすら黄 色みを帯びてくる。後半戦は虫とのバトル。大窪さんは 唐辛子・大蒜・酢を煮詰めた液を散布し虫を寄せ付けな かった。無農薬の勝利。今宵は金メダル以上の美酒乾杯。 (富山の栽
『俳句脳』 : 茂木健一郎
「日本文化は圧倒的な影響を中国から受けている。しか し音は一切入っていない。いろは50音について本居宣 長は、響きの美しい音だけを残すように配慮した」。5 0音を守ることが美意識にインパクトあり、の説に興味。 (本)ht
子供の疣をとるのに胡麻の花をください
問い合わせがあった。この民間伝説は結構いろんな地域 にある。となれば信憑性もある。それよりも、まずこん な風習があちこちで発生するのはゴマ栽培が日本の当た り前の風景だった事の証明。新イボコロリを開発しよう。 (忍者食)
梨の旬はじまる : 有りの実
松が茨城のゴマ栽培農家からお土産に梨を貰ってきた。 その夜富山の知人から梨が届いた。別の食友からも横山 果樹園の梨を頂戴する。晩夏、猿股一丁で長十郎を丸か じりしていた父の姿がなつかしい。有りの実ともいった。  
モカが飲めなくなる : 残留農薬基準値違反
コーヒー豆に輸入ストップがかかっている。ポジティブ リスト制度の矛盾が噴きだしている。なぜ日本だけがア ウト?基準値が食品によって違う根拠は?1日安全摂取 量で総合判断するのに日本だけが意味のない回収に走る。  
五感・プチプランス : 50周年
丹波黒胡麻をつかっていただいている『五感』。阪急沿 線の老舗洋菓子『プチプランス』が先代。盛大な50年 記念パーティ。北浜にある大正洋風建築新井ビルに本店 を移して3年、急成長。百歳近い新井氏の怪物スピーチ。 http:
『熊野の森だより』 : 小黒世茂
熊野をテーマにした歌集『隠国』。それ以後、彼女は地 霊にとり憑かれた。短歌仲間の縁、小黒の案内で山彦の 暮らし<山蜜><猿醤>に驚愕。古座川の猟師、谷さん に金胡麻栽培を依頼。今年も最高品質のゴマが実ってる。 (本)ht
ほんわかテレビ : ごま切り細ざるうどん
なんとのお吉本新喜劇のやらこいええ出汁でてる『ほん わかテレビ』。<お昼ごはんでっせェ〜>に『てんま』 登場。夏場限定のごま切りうどん。 大将がいつも”和 田萬の金ごまです”。えらい気ぃつこてもおておおきに。
蕎麦のゆがき : 10秒
蕎麦粉の状態でゆがき時間が2秒ちがってくる。これを 主張するなら水回しに神懸かり的安定感がないとあかん し、第一湿度の違いもあるし。まぁ素人のうっとおしい 自慢のこきあい。その時某名店が「うちは10秒です」。