島根と広島の県境、中国山脈を割って迸るのが「江の川」。 そこに那智にも華厳にも勝ぐる滝があると聞いて動揺し た。雪で水墨の景色となった川ッ淵を遡りよおよお滝を 仰ぐ。天上から降りきたる神々しい光の束に立ち眩んだ。 htt
きのう仕留めた猪を喰う : 邑南の猟師
国産ゴマ栽培の新しい拠点作り。スタッフの松が予定を 組んでいるのを小耳にはさんで「猪が食えるならワシも 行く」。島根と広島の県境の山稜。その絶壁のロッジが 舞台。裁いたばかりの雌猪のレバー、心臓、肺、ロース。 http:
大梶そば : 出雲大社
出雲来たからにはおいしいとこ連れてって。地元の人で いっぱい。三段の割子。おかわりを三段。さらに釜揚げ 追加。大衆食堂の姿勢と田舎蕎麦の風味がええやんか。 ジャズ流しとる脱サラ蕎麦屋のアホども、わかっとるか。 http:
黄霊芝(コウレイシ) : 台湾の俳人
食句塾の季刊誌で<私の好きな俳人>コーナーがある。 三甫さんがとりあげた俳人のことは初めて知った。「デ ング熱見舞ひは電話もて慇懃」。軽く毒をきかせたユー モア。本日の食句賞は主水「弁当をたためば雪の降車駅」。 http
産地偽装を見破るって、どうやるの?
カルシウムやナトリウムなどの元素の含有量は土壌によ ってちがう。20種類以上の元素濃度で日本と中国の土 壌の性質を把握しておけば、どちらの産地かわかる。緑 茶、黒大豆、梅干し、ニンニクやったらわかるそうです。 http:
『鶴の鬱』 : 間村俊一句集
迷宮がおいでおいでする感覚。正当派をあげるべきだが、 エロ系もぬばたまの沼に入るごとし。「昼顔にをんなの 長きゆまり哉」「春深し卍に開く人の妻」「人妻にうし ろまへある夕立かな」「裏山にかげろふを飼う女かな」。 http
御稜院 香雅 : 新梅田食堂街
キタのB級グルメといえば阪神の地下とここのガード下。 場所が嬉しいやおまへんか。このランクでいえばまぁま ぁなんやけどかゆいとこに手が届く。鴨汁そばは別につ け汁もつく。太巻きセット。卓上の唐辛子。濃い蕎麦湯。 http
「知っとこ!」放送 : 注文殺到
おみそれしました。以前「どっちの料理ショー」の特選 素材で紹介されたときよりまだすごい反響。この番組、 ハードル高いとはきいてたけど、やっぱり視聴者は厳し く選別してるもんですね。1ヶ月も待ってもらえるかな? http:
牛すじの煮込み : 即、煮こごり
近くの鰻屋の女将が「これ食べてみ」。凝縮した旨味の かったまりに絶句。鍋に顔を突っ込んで貪っていたら、 寒さで口の周りにたちまちに煮こごりができた。まず、 懇意の肉屋から極上のスジを手に入れる。そら旨いはず。 http:
真昆布不漁 : 大阪出し文化の危機
利尻、日高、羅臼とあげても<真昆布>を知らない人が 案外多い。道南、なかでも白口浜の尾札部は甘口出しが とれる最高級。それがたった5%しか採れない歴史的な 不漁。地球温暖化で海水温の影響とすれば大阪文化沈没。 http: