食句塾 年間大賞 選考会 梨描いて食べて淋しいのもばれる 木の実降る姉妹は人を奪い合う あるはずのないものばかり雛の家 飼い慣らすか殺すか選べ風立つ日 宿題を残す次男と梨齧る キンモクセイそこにたしかに幸福荘 逃げ足の遅
月: 2016年12月
どこの馬の骨だか
どこの馬の骨だか・・・ アルゼンチンの馬の骨とチェコの牛の骨。 秋鹿一升瓶、三人で軽く空いたよ〜〜 一馬、おねむにゃ。 後ろの二枚鏡は、 三人の因縁となった 哲のデビュー作品。
【 タイム食句】 12・06〜12・10
12・10 極楽の裏手で葱をつくりおる : 折笠美秋 〜〜切っても切ってもひょろひょろ笑う 12・9 熱燗をひとり手に酌み更かす夜のわが魔羅すがしありかなきかに : 島田修三 〜〜かきむしる後
『この世界の片隅に』 堂園昌彦の映画評
きのうたまたま『この世界の片隅に』を見てきたところ。 この堂園昌彦の映画評と塚本邦雄論の 卓越したミキシングににうれしくなった。 是非とも、映画もみて、楠見朋彦の本も読み、 そして塚本邦雄の短歌魔力を知ってほしい。 ・・
食句塾12月例会
食句塾12月例会 ・まっすぐの煙のどこが十二月 : 飛白 >この句は縦書きであってこそおもしろい。 ・煙突の下は柚子湯で賑わいし : 八知 ・湯豆腐や昭和のスターの予約席 : 杏 > 天にいれた三甫のコメント〜〜 むかし
小黒世茂 二冊同時出版お祝い
『玲瓏』の仲間がごく内々で いい口実ができたとばかり呑み会だ。 小黒世茂 評論集『記紀に游ぶ』 歌集 『舟はゆりかご』 二冊同時期に出版。 写真、モノクロにしたら 誰かに似てる、 そうだ、向田邦子。 似てねぇ〜〜
自在置物の満田晴穂
伝統工芸、パスパス・・・が なかなかやるやんか、になったきっかけは 田辺小竹さんのギメ美術館の竹のインスタレーション。 今回は七人の工芸作家のコラボ展示。 おそるべし、工芸派。 自在置物の満田晴穂。 まずは見るべし、触る
【 タイム食句】 12・01〜12・05
12・5 逃げるにも墨はく蛸のこころ意気おもへと男声(をごゑ)す朝寝のなかに : 小黒世茂 〜〜むかしむかしスキゾキッズという人種 12・4 おでん酒百年もつかこの世紀 : 川崎展宏 〜〜あぶな
蕎麦食べ比べ 産地と品種の組み合わせ
蕎麦打ちはたいがいマニアック。 きょうのお江戸はなかなか。 食べ比べの場合、 粉の挽き方とつなぎの組み合わせでどうぞ、 となるけれど、ここは産地と品種の 組み合わせが売りらしい。 一枚目、益子の常陸秋そば、二枚目、笠間の