おたやん こけても 鼻打たん

縁起福飴:
飴の豊下さんが毎年正月に福飴をくださる。
金太郎飴で、中からお多福がでてくる。
『飴の中からおたさんが、にこにこ笑って出るよ、
とんで出るでるよ』
と街を物売り歩いたのが江戸時代後半の風俗。

これが<大阪下り細工飴売>と文献にある。
上方のおいしい流行ものは、江戸へ下り、
たいしたことないものは、下らない。

<大阪下りもの>のええとこが発見できて
年の始めとしては、うれしいことです。

うちの親父は、鼻べちゃのへちゃむくれの女性をみたら
いつもうれしそうに
「おたやんこけても鼻打たん」ゆうてましたが、
これも差別発言で最近は聞きませんね。

 

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天言筆記(飯島虚心 文政〜嘉永年間 )巻四にも、

『十一月(弘化4年)この節専ら流行にて、
おたふく・金太郎その外の面形、飴の中より出る。
大阪下り細工飴売、大勢でるなり。』