猟奇SFお笑い映画の大傑作

『渇き』 :
http://kawaki-movie.com/

”吸血鬼”と先にいってしまうと先入観がはいるか。
エロさ、不条理さ、猟奇度、SF度、超一級。
なにより、笑える。これが凄い。
きわめて真面目な映画手法で、
聖職者の背信性や女性の解放も隠しテーマにしながら、
空を飛ぼうが、血を吸おうが、奇妙にリアリティ。
出会いと終局の大きな男靴の扱いがうまい。

おいおい、吸血鬼がそんなんで血ぃ吸うなよ、と
何度つっこんだことか。
ドラキュラ同士のシックスナインもユーモアの
ブラックスパイスをきかせて、
一呼吸おいての凄絶なキッスは映画史上に残る
名シーン。

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◆春というのは、
  魂が『張る』季節。