大震災かやくざ抗争か 淀川花火のド迫力

いきなりの地響き。それが花火のはじまり。
ここ『世沙弥』には、花火が襲いかかるようにふりくる。
己の尻から噴き出して、眉間jをつきぬけた錯覚。
その迫力は、からだとこころを奮い踊らせる。

天満の子やから天神祭の花火を橋から真近に見てた。
でも、この淀川花火のように興奮した記憶はない。
いいとしこいて、こんな単純に興奮できる花火は凄い。

芸術性も驚くほど進化してる。
天空で繰り広げられる火の粉の色と形と音の変幻自在は
なによりもスケールのでかい現代アートだ。

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◆「橋の上、玉や玉やの声ばかり
なぜに鍵やといわぬ情(じょう)なし」
   鍵の錠前と情をひっかけてある。
  玉屋は鍵屋の手代が独立して作った店。
  この歌から判断すると、玉屋の方が人気があったようです。
  でも、失火から江戸の町に大火事をおこし、その罪で一家断絶。
   花火のごとく消えていったとは。ああ、花火ははかない。