漆の獣性を帯びた挑戦 2010年8月8日 taizo 世沙弥のスペース案内 亀谷彩ーハレノグ 漆は伝統工芸のなかでも完成度が高いジャンル。 禁欲的であり、容易に変容を許さないムードがある。 それが、亀谷彩の手にかかると、たちまちに野性味を 帯び、胸騒ぎのするアートとなってたちあがってくる。 『ハレノグ』。ハレは祭りであり、戦いである。 漆が獣の毛皮と合体する。鹿の角とせめぎあう。 縄文の発散するエネルギーの系譜を漆に発見する ことは快い刺激だ。