「恋の極意は忍ぶこと」

恋の至極は忍恋と見立て候。
逢ひてからは恋のたけが低し、
一生忍んで思ひ死する事こそ
恋の本意なれ。

40年前に読んだ三島由紀夫『葉隠入門』は
きれいに忘れてる。
漫画で『武士道とは死ぬことと見つけたり』を読む。
しかし、三島は『葉隠』から<忍ぶ恋い>についてわざと
ふれんようにした。

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◆式部に意見あり、若年の時、衆道にて多分一生の
 恥になる事あり。心得なくしては危ふきなり。
  / 『葉隠』聞書第一 一八一