ゆらぎ、こそいとおしい

和ろうそく。
炎がゆらぐ。
闇が息をする。

谷崎潤一郎は『陰陽礼賛』で
日本人の暮らしに、ほの暗い空間のある
心地よさをほめたたえた。

和ろうそくは、櫨の実から採取した蝋。
それは知ってましたが、米ぬか原料タイプも
ありました。
比べてみました。炎のちがいがわかりました。
朱をはらみ凛とした気配があるのが、櫨。
ぼや~んとして、色も不安定。それが米ぬか。

関東では停電。だれかに向かって不足ばっかりゆうとらんと、
ろうそくの炎で暮らしを見つめなおすのも、どうですか。