若き神々と出会う根来塗の器で

世沙弥では日常とはちがった時間を過ごしていただきたい。

誰かともに食事をする。
それはふりかえってみれば
かけがえのない時間であったはず。
一期一会。
そんな型どおりのいいまわしの居心地が悪いなら、
コンヴィヴィアリテといってもいい。
仲間と一緒にワイワイとテーブルを囲むしあわせ。

世沙弥では、異次元、異空間のもてなしをこころがけています。
高杯と瓶子でお酒を。
蓮弁皿。

根来の塗りです。夏目陽介さんにお願いしてつくってもらいました。
大胆な刷毛目が、器に命をふきこんでくれています。
漆は和の世界のものですが、どうしても型にはまって退屈。
つい、当たり前にみすごしてしまいます。
でも、夏目陽介の漆には厳かだけれど、
若々しい神たちとの出会いを予感させてくれます。