東北へ<観風のすすめ>はどうかな?

「観光」に対して「観風」がおもろい。

<国の光を観る。用て王に賓たるに利し>
易教の一説が観光の語源。
お郷のお宝、名所旧跡をみましょうね。

大正時代に<ツーリズム>の翻訳を観光とした。
むかし、海外旅行の時、仕事はビジネス、
観光はサイトシーイングと記入した記憶がある。

小田実から、沢木耕太郎から、変質した海外旅行は
もちろん観光やない。<観風>。
風土の匂いをかぎたい、風習をおもろいと感じたい、
これが観風やと思う。

今回の震災で、東北の経済復興に観光のすすめがある。
ボランティアを横目に、どうしても観光はあかんやろ。
観風の精神はどうです?
宮沢賢治でも、ほやとふかひれでも、
恐山でも、座敷わらしでも、
キーワードはいっぱいあるんちゃうかなぁ。
”ああ松島や松島や”なんてゆうとらんと
まだあんまり見えてないもん、教えてほしい。