やんちゃギャラリーは、キュレーター次第

百人一首は藤原定家のアンソロジー。
塚本邦雄は古典から現代俳句まで
幻想美学を核にいくつものアンソロジーを編んだ。

美術界のキュレーターたる企画の仕事も
ひとつのテーマでアンソロジーを組むことに似ている。
最近、3つのおもろい企画があった。

1.『木の系譜三代展』
薮内佐斗司の師と門下生の三世代の木彫作家を俯瞰できた。
大森暁生や滝上優にはゾクゾク。

2.『イケ★ヤン』展
若手陶芸家の組織。活きのええ無名の作家を
まとまって見ることができる。
篠原裕美子なんか、キショクワルイ度を
どうたかめていくんかなぁ。

3.『ワンダーランド 陶アート』展
沢田眉香子がキュレーターとなって、京都限定の
うつわとアートの越境作家をあつめた。
みな、やんちゃ。
谷内薫の皿は陶土でありながら、
三宅一生のプリーツプリーツの質感。