カタルーニャから大阪をみる

村上春樹がカタルーニャ国際賞を受賞。
スピーチで「核への反対を続けるべきだった」と語った。

カタルーニャの首都はバルセロナ。
スペインの田舎町程度におもてました。
おいしいもん食べにいこ、という目的だけで
この春いってきました。いってみて
その誇り高き都市国家のプライドに圧倒されました。
カタルーニャ、という国があったんや。

マドリードよりバルセロナ人気は高い。
サッカーファンでなくとも、それぐらいは。
だけど、これはサッカーだけのことやありません。
独立やないけど、自治州ですね。

独自の文化がガウディら芸術家を育てた。
料理界の革命児エル・ブジは突然スペインに
出現したんやのおて、カタルーニャの風土の
必然やと納得する。
(ことわるまでもないけど、エルブジなんかもちろん
よおいきませんよ)

大阪はどないや。
アンチ東京とさけびながら、さびしい限り。
経済のせいにしてるけど、肝心の文化の地盤沈下の方が
おっきい。
近松、芭蕉、蕪村、西鶴も。
川端生まれたんも、谷崎が長いことくらしたんも、
みんな大阪ちゃうの。
『プリンセストヨトミ』と『阪急電車』の映画で
大阪が注目やてききました。
せいだいお気張りやす。
皮肉やないです、じぶんもふんどし締めなおします。
せやから、じぶんも気ぃ入れてや。