2羽のブラックスワンが巨きな翼ひろげ

飛行機機内で『英国王のスピーチ』を観た。
巨大スクリーンでなくても、ちっちゃい画面で十分。
『ブラックスワン』を観ようとした。どういうわけか
カーソルが中国語の吹き替えにしかいかない。
1本観たあとで眼も疲れてたので、5分でオネム。

監督のアロノフスキーの前作『レスラー』が傑作という。
情報遅し。WOWOWでも落としてた。
それなら黒鳥を観なければならない、ということで劇場に。
ユダヤ系の42歳。体力がある。
最近は韓国系監督の熱き血潮にやられっぱなしやったけど、
あらためて、ドクドクと毒のあふれる肉体勝負の思い深くする。

『ブラックスワン』理論について。
サブプライムローンの破滅を予測したとして注目されている。
①誰も予想していない。
②強烈なインパクト。
③いったん発生すれば、最初からわかっていたことやんか、
みたいな気にさせられる。

ロシア崩壊、9・11テロを例にだす必要はない。
いま、まさに日本の原発がブラックスワンそのもの。
安全がもうあたりまえやったのに、おこってもたら、
もとからアブナイゆうてたやろ。

二匹の黒鳥がバタバタとでっかい羽で迫ってきます。