時間厳守の精神は東京オリンピックから

『私の履歴書』で山下洋輔。
オーネットコールマンのフリージャズがでてきたとき、
マイルスは否定。そのメンバーだったコルトレーンが
晩年ギンギンのフリージャズにいきついた。
12回目は”コルトレーンの洗礼”をかいてます。
一時の洋輔文体やないけど。

日経の人選もおもろくなってきてる。
有馬稲子の連載はケッサクでした。
市川崑がメチャメチャされてもた。
女優はこわい。

その監督が撮ったのが、東京オリンピック。
『TOKYOオリンピック物語』。
絵文字、企業オンライン化、冷凍食品、
警備保障、日本人の時間厳守。
これらがみんなオリンピックを境にして
普及したものやという分析がおもろいです。

植木等の言葉が紹介されてます。
「私にとって、1962年以前の日本とその後の日本では
あきらかに違っている。NHKの上層部が『植木を出演
させてもよい』と判断したのは、植木等が『新しさ』を
持っていたからでしょう。『新しさ』が、1962年以後の
日本社会の価値として重んじられるようになったんですよ」

かくして、日経でもフリージャズ山下洋輔が
連載できる社会になった。