スーダンから客人。
ビリーは胡麻の貿易商である。
ゴマの産地ゲダレフはエチオピア国境に近く、
首都カルツームから飛行機移動する。
宗教上の理由で飲酒禁止の国やけど、
ビリーはビール、ウィスキー、ウォッカ、をしこたま
スーツケースに詰め込んで、現地のホテルで飲んでいる。
国籍はギリシヤで外国人特権があるようです。
こちらもそのおこぼれで、しこたま飲ませてもらった。
ゲダレフのゴマオークションは世界最大。
地平線までのびる広大なスペースのあちこちに
農民がゴマをもってくる。シーズン中は毎日である。
真っ黒の肌は太陽に輝いて美しい。
群れなす農民、商人のかけひきがあり、さながら
セバスチャン・サラトガの神話的写真をみるごとく。
久々のビリーは齢70を超えてもパワフル。
スーダン、ギリシャ、オーストリアを駆け回って、
好きな酒もガンガン飲みまくって陽気。
うれしいね、はしゃぎまわって、スーダン万歳や。