世沙弥7月の料理コースは
『夏越禊席』~なごしみそぎのせき~
旧暦で今月が水無月。
最後の日が6月30日で1年の折り返し。
この半年、またぎょうさん穢れてしもた、と
禊ぎをして、きれいなからだになるんですね。
新暦の7月末あたりで、うんざりの夏のヤマ越す感じやから、
日本人の暮らしは旧暦感覚がぴったりです。
ワールドビジネスの世界に持ち込むことはせんでもよろしいけど、
和菓子の業界なんかは<和の美学>強調してるくせして、
水無月のお菓子を新暦6月にだしてる。商売やから早よおに
発売するのはええですけど、旧暦水無月の期間中にこそ、
暮らしにそった和菓子の啓蒙活動するべきとちゃいますか。
*火の粉浴び禊ぞ夏のをのこらの祭の果ての闇深きこと
和田大象『禊ぞ夏の』
恥ずかしながら、私の第一歌集のタイトルです。
夏越しの祭り、わが天神祭ももうすぐ。
祭りの神童役をおおせつかったこともありました。
いまはすっかり穢れきっております。
鱧皮のザクザク食べるんが、祭りのたのしみです。