・乗り換えは上へ上へと大阪駅 : 三甫

『食句塾』夏号・第33 批評会

・剥いている部屋中まるごと夏みかん :菜摘

・20まで黒子数える戻り梅雨      :案山子

・スリッパの左足だけ重く梅雨      :弥華藍

・傘に入るなり梅雨の音を私す      :主水

・乗り換えは上へ上へと大阪駅      :三甫

・黄砂降る仏壇の無い家家に      :鯛蔵

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<私の好きな俳人>担当の磯菜が
渋川京子をとりあげた。

・蓬原からだの電気抜きにゆく
・ときどきは自分を呑んで錦鯉
・朝の蝉まこと柱は裸なり