食句塾は兼題、席題ともに
<題の言葉そのままを使うべし>。
このルールできたが、2012年からは、
題はテーマ扱い。そこからの連想句、
というルールにゆるめました。
2月例会でいえば、句想にひろがりがでて
変化に富んだ世界がひろがった。
・春埃小顔になりたい福助 : 菜摘
福助のお辞儀は永遠に雪が降る(鳥居真理子)
福助なら、ここと勝負ですから、
・春の闇ほどの重さの貯金箱 : 磯菜
これまた、鳥居真理子さんの句
・生家とは鮟鱇の口ほどの闇
きびしい比較になってしまうけど、
これはこれで。大きな貯金箱の
まっくらな空間にかる~い1円玉が
ほわーんとおちていきます。
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【タイム食首】
つくづくし摘みて帰りぬ煮てや食はんひしほと酢とにひでてや食はん
: 正岡子規