江戸の<いき>、上方の<すい>

やぼったいね。
その逆は<粋>。

酔を、江戸は<いき>とよんで
上方は<すい>といいます。
落語の高座で米朝さんがよおゆうてはりました。
なんとのお、わかるんですが、実のところ
その違いはなんなんでしょう。

粋はお江戸吉原あたりの色遊びの美学。
簡単にいえば、ホステスさん側からみて
金払いがよくて遊び人が<いき>。
それに対して、上方の場合は、
商人仲間でちょっと頼りがいのあるタイプが
<すい>。

<粋>のオタク化がすすむと<通>。
上方は<通>ぶった人間みたら、おちょくらな気がすまん。
そやそや<酔興>というのもありました。

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【タイム食首】
郷土力士福生乃花のややややを見るともなしに味噌汁すする
: 中地俊夫