コム デ ギャルソンのアートスペース『Six』で
加藤泉の「はるかなる視線」展。
『悲しき熱帯』のレヴィ=ストロースですね。
人類創生の悠久の時間のサイクルで、
ヒトをみるめる。
自分は<いま存ること>をちょっとかんがえてみましょう。
杉本博司の『海景』シリーズの写真。
水平線だけで、なんの変化もありません。
時は流れます。海をみつめる視線のサイクルをかえると、水平線は
どうみえてくるでしょう。
世阿弥に<離見の見>という演劇論があります。
わたしの姿はわたしはみることはできません。
観客の視線で、わたしをみる。
世沙弥に加藤泉の三人家族がやってきました。
視線をみてください。
泉さんの彫刻は土台がポイントです。
なつかしい時代のありふれた事務椅子の脚ですね。
動くのは簡単なので、
ときにはお客様と一緒のテーブルについて
お相伴させていただきます。
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【タイム食句】
のれそれや四十にしてまだごんた : 坪内稔典