亭主ほったらかした女たちの活躍

抜水みどりさんから10年ぶりに
お電話をいただいた。

子供の手もはなれたので、
亭主はおいといて、ひとりシンガポールで
食関係のビジネスをやってる、という。

いまや、シンガポールはアート立国というか
日本よりはるかに芸術に対して情操
は発達しているとききます。
「つい最近もわたしの友達のギャラリーで日本から
森村泰昌さんの個展やってたよ」。

みどりさんは、日本にいたころからアジア料理を
自宅でおしえていましたが、こんどは
アジアで日本料理をひろめていく活動に。
たくましい。アクティヴです。

そういえば、もうひとりいた。
あなじように亭主をほったらかしにして、
2年間タイに出奔。
もどってきて、タイ料理のレストランをひらいて
スタッフもタイからよびよせて、大奮闘している女性がいました。
趣味におわらせず、ビジネスとして成功させているのがエライ。
たくましい。
たいてい男どもは、そんな勝手なこと、と拍手なんかおくりません。
でも、こういう夫婦のライフスタイルはええもんですね。

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【タイム食首】
ムルギーのカレーすすれば新東宝「お玉が池」のゆふひはあかく
: 仙波龍英