舞楽、二の舞(腫面)のアナーキー

聖徳太子1390年御遠忌法隆寺展。

1)2012-1390=622年
生誕は、574年。
時代は飛鳥。このあと白鳳、天平とつづきます。
空海は800年頃ですから、200歳お兄さん。

2)聖徳太子二歳像
鎌倉時代以後の童子像ブームで、
空海の稚児大師像なども。
聖徳太子が二歳ではじめて「南無仏」としゃべって、
合掌したスタイル。
川端康成が<坊っちゃん>とあだ名をつけて
コレクションにしていました。

3)夢殿
弟子が聖徳太子の死後つくった建物。
名前の由来は、こういうお部屋にこもってたときに
夢の仏さんがあらわれはりました、という予想通り。
しかし、シンプルでいいネーミング。

4)夢違観音
白鳳時代。
悪夢をいい夢にかえてくれます。
この微笑みはどうでしょう。

5)伎楽面
この迫力。
特に、二の舞(腫面)。
腫れて歪んで舌をだした老婆の面ということですが、
黒々の真っ黒と舌の鮮烈な赤があまりにも
アナーキーな先端デザイン。
この次の日曜日には、四天王寺さんで
舞楽があるので、どんな面が登場するかたのしみです。

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【タイム食首】
冷蔵庫にみづの音する夜の間は雲が毀れてゐるのであらう
: 黒き三千代