05/05
・みつ豆はジャズのごとくに美しき : 國弘賢治
~~コルトレーンのけむりて沈む
05/04
・牛乳がのみたくなったというような顔をしてナイフを買いにいくのか : 江戸雪
~~凡庸に生きて憎悪のふつふつと
05/03
・春惜しむ食卓をもて机とし : 安住敦
~~礼状二枚色えんぴつで
05/02
・どうでもよきことなれどかの養命酒飲みたる記憶われにはあらず : 藤原龍一郎
~~BCありや命の母A岸壁に
05/01
・筍の単純を食ひ終りたり : 藤田湘子
~~ちょっと苦味のばれやすい嘘