駿河竹千筋細工が<徹子の部屋>に

この時期になってくると
虫籠でおもてなしをする。

先日、風鈴の効果をデーターでみました。
涼しく感じるのは、ほんとか?
手足、顔の身体表面温度は実際の数値でも
下がっていました。
思い込みによる末梢神経の変化です。
ポイントは思い込み。
ですから、アフリカの暑い国の人に風鈴をきかせても、
涼しいと感じる文化風土がなければ、なんの効果もありません。
もう、わかりますね。日本人の暮らしから、風鈴もすだれも御簾も蚊帳も
消えかかっています。
それをみても、涼しいとかんじなければ、涼しくないのです。
文化のおもしろさが消えていくのは、もったいない。
あわれですよね。

そこで、虫籠にもどります。
和食はフレンチ、中華より文化度が高い。
季節によって、器もがらりとかわります。
硝子がメインに。
ハスの大きな葉っぱも器にします。
そして、竹細工。涼しげです。

この虫籠は、駿河竹千筋細工です。
『徹子の部屋』にこの竹細工を後継している
杉山貴英さんが登場していました。
つい、うれしくなりますね。
伝統工芸も超一級の芸術作品から
日常雑器までフィールドが無限にあって当たり前。
作り手サイドも、もっと工夫を考え、
アピールする姿勢が大切。
そして使う側も、毎日の暮らしでたのしむ工夫。