利行のリズムとフォルム

~~利行のタッチは
ひょろひょろしてるようでひょろひょろでなく、
へなへなのようでへなへなでなく、
形はでたらめのようででたらめでなく、
利行独得の澄んだリズムを持ち、
妖しく美しいフォルムになっている。~~

洲之内徹さんの『きまぐれ美術館』をひさびさに開いたら、
長谷川利行について書いた文章に再会しました。

私がそもそも利行ファンになったきっかけは、
『ランカイ屋東介の眼』。
木村東介さんの本です。
いわく<放浪の画家・日本のゴッホ>。

・漂泊の日々に描きなぐった水彩の下町都電通りの風情。
・相撲取りを一瞬でとらえたスピード感。
・自画像のピュアな色。
マイコレクション三作とも、
すさびと妖しさがにおってきます。