食句塾、秋の吟行。
今回は芦屋の谷崎潤一郎記念館をまわってから
虚子記念文学館で句会。
おお、文学してる。
谷崎の日記。
戦中の食糧不足の時期でも、
牛肉を8kg(なんと8kg!!)買ってきて
2日おきに、すき焼き、焼き肉、ステーキの肉三昧。
最近の文化人は老人力や枯れ自慢でいきがってますが、
こらスケールちがいますわ。
・肉食の文豪の庭毛虫多し : 主水
・人妻のすき焼きの具の口移し : 胎蔵
・四姉妹へ良夜噴水華やかに : 翠胡
・貼り混ぜの障子の裏や秋彼岸 : 弥華藍
(谷崎は奥さんを三人かえています)
・文豪の硯に満つる松の露 : 磯菜
文豪なんて存在、おらんようになりました。
谷崎潤一郎死亡のニュースを夜のラジオで
きいていた記憶が不思議に残っています。