上前智祐さんの個展。
神戸BBプラザ美術館で開催中。
ニューヨークのグッゲンハイムで
<具体派>の展覧会が
2月15日からひらかれるというので、
1年以上前から、人気沸騰。異常さは
増すばかり。
その作品価格高騰を、
”そんなあほらしいこと興味おまへん”とあざ笑うように
元永定正さんは、2011年10月に亡くなられた。
嶋本昭三さんは、ことし1月25日に亡くなられた。
田中敦子さんは、御主人である金山明さんと
奈良の明日香のアトリエで制作されていました。
みなさん具体派は関西グループなので、なじみが深い。
とはいえ、上前智祐さんはあまり知られていなかった存在ですね。
92歳です。長寿がエライわけではありません。
50代、60代、70代、80代の絶えざる挑戦と、
その完成度にふるえがきます。
後半の<縫>シリーズも抽象性と日本工芸の伝統を
ふしぎなユーモアで織り上げた美術。