「北島三郎」と「ゆず」のアートワーク

『ゆず』のコンサートステージ用の造形物を名和晃平がつくっています。
CDジャケットのアートワークも含めて、現代美術に刺激をうけている
北川悠仁が依頼しています。
2005年には村上隆がはじめてアートワークを担当しており、8年ぶりに
新しいCDジャケットも。

先月、新歌舞伎座で北島三郎公演にいきました。
2年前になぜか北島三郎の舞台に誘われて初体験。
ラストの「まつり」が見せ場なんですね。
初回は、なるほど圧倒されました。
国民歌謡というジャンルのビロビロした最後のしっぽが
ここに生き残っています。

日本の全国民に共有された歌謡曲は、
石川さゆりの「津軽海峡冬景色」で最後に。
歌手という人格シンボルでいえば、美空ひばりがオーラス。
いや、ユーミンの存在も大きい。

ユーミンの公演は実物の象を登場させたり、
度肝を抜く演出で毎回話題になりましたね。
ライブは生のモンスターを頂点にまつりあげる
総合芸術です。
その時点での最先端のセンスと技術が問われている
戦場であるからこそ、観る側も創り手と一体となって
アドレナリン大噴射となる仕掛け。