書は美術や造形ではなく、文の書きぶりの美学。

*故宮博物院展
日本初公開は
王羲之『定武蘭亭序』
孫過庭『草書書譜巻』

石川九楊さんのコメント
〜さて、どう鑑賞すればよいか。
書は美術や造形ではなく、文体にも似て、文の書きぶりの美学。
一点一画を指でなぞってみればいい。すると、一画が、習字で
教わった「トン・スー・トン」式の3拍ではなく、
1拍「スー」あるいは2拍で「トン・スー」「ス~・グー」と
書かれていることが見えてこよう。加えて、筆毫(筆の毛先)が
なだらかに開いたり閉じたりする動態も、触覚的・視覚的に甦ろう。
そのゆったり、たっぷりとした書きぶりが古法・王羲之書法である。

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右は、世沙弥コレクションですが、なにかわかりますか?
アンリ・ミショーがメスカリン吸いながらの自動筆記です、
といってもそう見えてきます。

石川九楊の書 「葉隠」
恋の至極は、忍恋と見立て候

〜さて、どう鑑賞すればよいか。・・・トホホホ