川端康成とバルテュス


嵐のなかを京都のバルテュスへ。
(ところが、傘は全くつかわず忘れ物に)

15歳の少女に送った恋文が話題に。
「恋しくって恋しくって、早く会はないと僕は何も手につかない」

少女趣味のバルテュスなら、100通ぐらいは書いてそうですが、
これは川端康成のラブレター。

<地中海の猫> ボートの上半身裸の少女は、バタイユの娘。
少女という存在は「それがまだ手つかずで純粋なものだから」

川端の初恋ラブレターがバルテュス展にあわせて公表されるのも
なんらかのプロモーションかなと思ってしまいます。

川端とバルテュス。
1899年と1908年の生まれ。
20世紀の風貌と趣味は驚くほど似ています。