アイスモナカといえば”ぜー六”。天六にもあるやろ、 と教えてもろたんが”ねぼけ堂”。突然<土門拳の昭和> の世界。ベンチで赤ら顔の女の子がソフトクリーム、ペ ロペロねぶってた。天満の魔界、通りひとつで人さらい。 (天六:
『ハリウッド監督学入門』 : 映画はあくまでビジネスです。
昔日活にいた時に『嗚呼!花の応援団』が映画化。あの 頃から漫画原作が増えた。ハリウッドが日本のホラーを リメイクするまで企画が貧困になったのかと思うが、年 間35000本の脚本が映画化の運を天にまかせている。 (映画:中
泉州たまねぎは平べったい?
泉州と淡路のたまねぎは違う。泉州ものは平たい。きょ うドミニク・コルビと門上武司の対談。大阪の食材の魅 力を語るのに泉州たまねぎの現物をもってきた。中甲高 タイプ。いまはこちらが全盛、扁平の貝塚早生は少数派。 (貝塚早生
談春独演会:おしくら・紺屋高尾
志の輔はCDでもいいが談春はライブに限る。繁昌亭・ フェス・サンケイと大阪への神経逆なで攻勢を自慢する なら自慢するで頭から嫌われ覚悟、敵をふやす姿勢でい いのに、誉められまくり優等生的なものいいが鼻につく。 (25周年
腎臓移植者にインフルエンザは恐怖
独り短歌誌『aqua44』が届いた。三河地区の数え歌、 音頭、祭り唄を採譜する気の遠くなる作業も継続。塚田 哲史は15年前腎臓移植をしている。編集後記で免疫抑 制剤使用者にとってインフルエンザの怖さを語っている。 (aq
腐っても鯛
最近、鯛の塩釜をする。意外に簡単。木槌で割るパフォ ーマンスが御馳走。ほかの魚でもいいがやっぱり鯛には 花がある。林望先生によると鯛は光物の魚とちがって腐 りにくいそうだ。高貴美形でかつ強靱なれば王者の貫禄。 『旬菜膳語
尺八のミニライブ IN 世沙弥
お客様のなかに尺八奏者の原田豊鳳。なんとなくの流れ でライブ演奏に。ジャズから民謡まで、改めて自在な音 色に引き込まれる。尺八の響きはエキセントリックで調 和より破壊を予兆させる。虚無僧も近未来廃墟イメージ。 (尺八)
『葛ふくさ』 利休ならば何という
高麗橋の菊寿堂は近い。ご主人は高潔かつ謙虚な人柄。 初夏の銘菓。ひいやりと透き通るかに見えて淡い薄氷の ふくさ包み。洗練の極み。黒楽に添わせれば緊張が走る。 フノヤキ好みの利休ならもう少し楽に紗に崩せというか。 (菊寿堂
『世界一の美女になるダイエット』はパチモンやない
タイトルもうさんくさいし、新聞広告もいかにも翻訳ハ ウツー本。ところが内容はおすすめ。ミスユニバースの 候補たちに栄養指導している女性が書いているのでわか りやすく実践的。<太らないためにもいい油が必要なの>。 (本)h
鱧は韓国産の方が上物やて
走りの鱧のおとし。ぽってりと真っ白でよろしいねぇ。 天神祭と鱧はつきもんで、歳とるほどに鰻より鱧に身び いき。いまや鱧は韓国産に限るらしい。創庵のご主人に きくと骨も皮もやわらこおて値段も国産よりお高いとか。 (徳島産と