古民家を移築。思ったよりこじんまりやけど、2Fに立 派な蕎麦打ち場。無理ゆうてあつかましく見せてもらう。 蕎麦味噌、出汁巻き卵も端然として気品。もりのほか湯 葉そば、にしんそばも個性をむきだしにせず、風格あり。 &nbs
『昭和落語家伝』 : 立川談志
「ここに写っている人たち、これが当時の、東京の噺家 の全て、といっていい」。田島謹之助の写真にうつる落 語家達のしぐさひとつで演目から技量まで分析。個々を 俎上に乗せながら、実は談志自身の落語哲学語り尽くし。
汁の郷何処も菜の蔕を食い:年間ショック賞
食句塾忘年会。恒例の年間大賞を全員投票で選ぶ。2次 予選通過43句にメンバーが推薦の弁を熱っぽく語る。 今年は<農への回帰><もったいない>が意識された年。 それを象徴するにふさわしい句が選ばれてこそ<食句>。
金ごま豆腐 : 繁昌亭横丁 和田萬
『天満天神繁昌亭』の真横に開店したのが去年12月。 丁度1年たって目玉商品ができました。手作り【金ごま 豆腐】。葛は森野吉野葛本舗のみゆき本葛。30分たっ ぷり練りあげるのがコツ。金ごまの雅なコクが立上がる。  
『ネット君臨』 : 毎日新聞取材班
こうして毎日ブログを更新しつづけてますが、ネットオ ークションやチャットなどつこたことない。ネットとは 最小限の折り合い。韓国や中国でのネットによる世論形 成のプラスマイナスを知るにつけ<匿名化>社会は怖い。  
坪内好子 : 銅版画展
スロヴァキア留学から帰国してすぐの個展が八番館画廊 で。西洋中世の禁欲と魔術が綯い交ぜの世界。日本固有 の純金箔に銅版を摺り乗せる。個展初日終了後<世沙弥> に。坪内版画が怖いほどはまる空間に変幻。ワイン交歓。
清左衛門 : 贅沢茶漬
そごう催事『石原明子の美味散策』の出店仲間。西宮の お店を初めて訪問。清左衛門の大きな額の篆刻がすばら しい。ショーケースはすっからかん。次から次、お客様 がきても「もう年内無理です」。超人気ぶりにオドロキ。  
『実業美術館』赤瀬川原平×山下祐二
網走刑務所やマツダの自動車工場で芸術を発見する視線 のやわらかさが真骨頂。大阪市営のゴミ焼却所の建築と しての斬新さは全く知らなかった。ウィーンの抽象芸術 家、フンデルトヴァッサーのど派手デザイン。お笑い系。
多田道太郎さん ご逝去
京大人文研の教授。週間新潮で『新句歌歳時記』連載中、 私の歌を15回もとりあげてくださった。ある日突然電 話で「君は大阪のうまいもんを知っているやろ、連れて いってくれ」。全く面識もなくちょちょもうた思い出。
『これを食べてはいけない』 : 郡司和夫
この本では「JASで30%以上ソバ粉使用がソバ」と あるがネットで調べると、乾麺では40%以上の規定。 生麺では公正取引委員会指導で30%の内部規定がある が実は10%もある。そんなの関係ねぇ、ていわれそう。