竹筆を偶然みつけた。天然の竹の先を捌いた筆先。弘法 筆を選ばず。とはいいながら空海はいい書をかくには筆 を使い分けた。そらそやろ。飛白体みたいな怪ったいな 字は筆選ばんと。竹筆やったらヘタ字が誤魔化せるがな。
花には鈍感。だけど十三公園脇の道路の枯枝に辛夷が咲 きはじめるとうれしい気分。白い小鳥たちが戯れている みたい。すぐ前の母校北野に通っていたときの記憶には ない。花より団子、団子より性欲の十代やったという事。
1994年の大虐殺。『ルワンダの涙』は最後は逃亡す る白人の苦悩。『ホテル・ルワンダ』は殺戮サイドであ りながら命を救うホテル支配人。自衛のみで殺戮を傍観 するしかない国連軍将校の視点におけばもう1本できる。
近頃は松鶴、枝雀をCDで聴く毎日。『寄席放浪記』色 川武大。陰影の濃い寄席芸人観察記。「誰が好き、なん て段階は中毒前。つまらない人はそれなりに味が出てく る。生理的に嫌いでもその嫌いなところが捨てがたい」。
熊本の『白玉屋新三郎』とは先代からのつきあい。阪急 催事<九州物産展>に出店しているのでのぞきにいった らびっくり。階段で下の階をこえての大行列。TVちち んぷいぷい効果。胡麻蜜の白玉もとぶように売れていた。
<名を求めて懸命に努力し、いつか自然にその目的と結 果を忘れる境地が理想。そのようにして生まれる句は、 自然の石を生かした穴だらけの野面積みの石垣に似てい る>。凛とした<俳句石垣論>を残して飯田龍太、逝去。
国産胡麻の今年度栽培計画の打ち合わせ。一般的に6月 播種10月収穫。喜界島、徳之島の南方は本州より2ヶ 月早い。当たり前だが農業は1年のサイクル。ちょっと テスト、ができない。土が、光が、生命が、いとおしい。
蕎麦『土山人』。芦屋に開店してすぐいった記憶がある がその後北浜、天満橋と支店ができた。蕎麦打ちは個人 の技。店舗展開といっても味は違って当然。天満橋は近 いけどいつも素通りで今回初めて。シンプルにかけそば。
サントリー『胡麻麦茶』。いままでは油脂分に含まれる 成分だったがこれは蛋白質。ゴマペプチドが高血圧対策 にいい。和田萬でも先行して胡麻茶を主体にした『やせ 茶王』が大好評。体感した方のリピート率が抜群に高い。
市場にでまわっている「しめじ」は<香り松茸、味しめ じ>といわれる本物ではない。よくきく話題。当然食べ たことはない。その本物をタカラバイオの方から頂戴す る。なるほど旨みジューシーがじゅわぁわぁ。塩だけで。