9・20 たぶん親の収入超せない僕たちがペットボトルを補充してゆく : 山田航 ~~エルドラドIT鉱脈に眠りらし 9・19 望の夜のめくれて薄き桃の皮 : 眞鍋呉夫 ~~ファのはずれ音月
カテゴリー: 短歌・俳句周辺
【タイム食句】 09・11~09・15
9・15 新涼や夕餉に外す腕時計 : 五十嵐秀彦 ~~毎日日曜腕万歩計 9・14 太刀魚を夜のシンクに横たえてなんだかよくわからないが泣いた : 笹井宏之 ~~童貞に名刀村正大湾(のた
【タイム食句】 09・06~09・10
9・10 口内炎は夜はなひらきはつあきの鏡のなかのくちびるめくる : 内山晶太 ~~マザーグースひらく三時の藤圭子 9・9 コーヒ店、俳句薔薇戦争の火に滅べり永遠に : 高山れおな ~~王のうたかたに宦官の
・行くたびにシステム変わり猫じゃらし : 弥華藍
食句塾・9月例会 兼題 : かまぼこ ・ 三時 席題 : 島 ・ かまぼこを牝だと思う夜の秋 : 主水 隠喩というよりははっきりと直情的である。 エロスを剥きだしからすこしだけの距離感、 それが熱帯夜からすこしだけ涼しさ
【タイム食句】 09・01~09・05
9・5 飛行機を降りて夜食の民の中 : 青山茂根 ~~醤油ヌックマム匂い変われど 9・4 タバスコを振り過ぎ「ありゃ・りゃ」と言ひたれど 誰もをらねば「りゅ・りょ
【タイム食句】 08・26~08・31
8・31 晩年のゆびうつくしきシリア人いざなひきたり夜の鮎料理 : 塚本邦雄 ~~サリン使用遠国シリアの晩餐 8・30 麺麭屋まで二百歩 銀河へは七歩 : 折笠美秋 ~~星
<小便器朝顔>の短歌一首
「~(前略) 短歌を挑発する作品は、これまでもたくさんあったと思います。 極端な話をすると、マルセル・デュシャンが男性用の小便器を 持ってきて『泉』と名付けたのと同じように、小便器を持ってきて 『短歌一首』と題を書けば、
【タイム食句】 08・21~08・25
8・25 お客さん旨さうに酒を飲むねえと〆鯖の上で褒められてをり : 田村元 ~~立ち飲みに国士無双の面面が 8・24 瓶ふつて瓶ふつて夏休みかな
【タイム食首】 08・16~08・20
8・20 金欠の二人交互にラムネ飲む : 黒岩徳将 ~~安吾織田作背合わせヒロポン 8・19 怒りたるあとの怒よ仁丹の二三十個をカリカリと嚙む : 中原中也 ~~ふが
【タイム食句】 08・11~08・15
8・15 死ぬるなら炎上の首都さもなくば暴飲暴食暴走の果て : 福島泰樹 ~~熱帯夜粗食淫乱夢ありぬ 8・14 へこみたる腹に臍あり水中り : 高濱虚子 ~~ゴマが澱んで醗酵セ