食句塾 : 今回は、前半句会、後半は季刊誌の批評。 全然点がはいらなかった句を新たな角度で 読み解くコーナー。 『怖い絵』という中野京子さんの名画の読み解きは スリリングだが、同様に、この俳句も一読無邪気な 遠足シーンだ
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食句塾、無念の負け。予想通り。
初企画・対抗句会 : 麟塾VS食句塾 麟塾 : 麟・令・桜子・登貴 食句塾 : 磯菜・伏兎・主水・雨象 兼題・席題あわせて6句づつ。 結果は31対25。 麟塾の勝ちぃ〜〜〜。 ・嚔して脳の埃すこし払ふ 麟 さすが麟さ
食句塾の初句会は言いたい放題、笑い放題
食句塾 : たしかめたら12年目でした。 兼題<干物><ビタミン> 席題<靴下> よくよくみれば、ちっともおめでたらしさがない。 ひねくれもんのショック塾らしい。 東京やなぎ句会でも宗匠の柳橋さんが<おい、題出し> とよ
40年も続く句会の戯れぶり
東京やなぎ句会: 小三治、小沢昭一、永六輔さんたちの句会は有名。 40年、それも毎月17日同じメンバーで仕事を断って 句会で座を囲む。40歳頃にはじまって今や80歳。み なさん、ご老体といっても失礼にあたらない年齢に達し
食句塾でも敗者復活のグランプリ
食句塾忘年会。年間大賞選考。2次予選通過17句。最 終では各自が推薦の熱弁をふるう。「春不安フランスパ ンの乾きなど」に玉庵は詳細な分析で読みをガラリとか えた。句がたってきて見事浮上。だから句会はおもろい。 食句塾 h
煮凝や母の手元に古い筥 / 翠胡
食句塾の季刊も26号。今回から批評の時間をたっぷり。 助詞<が>は使こたらあかんのか?主水絶好調「眠れな い月に貼り付いている鼓膜」「パ・リーグのような紅葉 を思いおり」。”はこ”の漢字には筥より筺か。難しい。 (食句塾
吟行〜大阪湾で蛸に穴子に伊勢エビも
鳥取ノ荘の港。いきなり胸ぐらをつかまれたよう磯の香 が襲ってくる。赤銅に日焼けした漁師らが網篭の修繕中。 きのう荒れまくった浦祭りの後かたづけを黙々とする若 者も爽やか。「玉蜀黍の美し歯並びを食みこぼす」翠胡。 (浜街道
枝豆や結婚線がありません/磯菜
この俳句、なんで枝豆?しかしこれは絶対動かない。も のを食うのに手指だけで完結するのは枝豆だけ。ひたす ら口元に手を運ぶたび、ふと結婚線が気になる。あれ? わたしって無いやん。自嘲のおかしみ。婚活のユーモア。 食句塾:兼
「下手であること」のエネルギーと愉快さ
食句塾10年。指導添削はできない。ただ司会に徹する だけだが実践書があれば参考に。辻桃子さん、才能あふ れる人なら俳句なんかやめて別な表現選んだ方がいい、 言うて気持ちええ。休暇3日目、俳句作法の書をひらき。 『童子吟社
地サイダー五臓六腑をてなずける/案山子
夏盛り食句塾。松葉サイダーはじめ各地でひっそりとサ イダーは作り続けられている。「皆既食麺の凹みに割る 卵」玉庵。テントでチキンラーメン、卵が太陽にみえる。 席題からトップ賞「命火のドットつながる大文字」磯菜。 (食句塾