きのうの<弁慶>の興奮さめやらぬのに きょう新歌舞伎座プレビュー・祝賀能 としての『翁』が、またまた梅若玄祥さん。 まっこと、めでたい。 はた、とおもいだしたことがある。 15年ほど前、京都の隠れバーで カウンターでひと
カテゴリー: セサミ日記
満月の薪能は鼓がこだまする
大阪城薪能。 梅若玄祥さんの圧倒的な迫力で、 能舞台が炎上した。 ライトアッップされた大阪城も、見え隠れする満月も いやさかる篝火も、普通なら舞台効果に気がとられる ところが、この日ばかりは、シテの弁慶がメラメラと 巨人
路地(ろーじ)のかかりにあったんは
大阪弁で地の文章はかきにくい。 『ぎっこんばったん』 古本屋さん『青空書房』の店主の語り口は、なつかしく やわらかく、実にみごとである。 古本屋さんは中崎町。すぐ近くやから、映画館や夜店 のことなんか、わがごとのように目
牛の胃袋はシャボンをつけて洗うといい
扇谷正造さんが兵隊夜行軍での炊事当番のことをかいている エッセイ。男はみんな料理で苦労してるから、戦後は妻に同情と 共感を持つという。ほんとかなぁ。 <昭和の「食」ベストエッセイ集>。といっても昭和23年から 昭和32年
仔豚のおっぱいを吸うジミー大西
久々のテレビで、あいかわらずというかスケールのでかい 天然ブリのジミーをみておもろかった。 プリミティブアートと曼荼羅の融合。 熱帯雨林の熱狂よりサバンナの風を感じる。 立体にも挑戦しているし、これからがたのしみ。 大丸
『ハッブル宇宙望遠鏡』はアバターの千倍おもろい
生物は海から陸へ。ならば人類が地球から宇宙へ。 これはごくごく素直に納得できる必然。 NASAの実録映像。3D映像でしか得られない体験がある。 ソフトあってこそだが、これは当然ハードあってこそ。 サントリーミュージアムが
ミーツ編集部はトキワ荘みたい
ミーツ編集長、江弘毅の『ミーツへの道』。 むかしは『ブルータス』を立ち読み。 最近は『PEN』を特集によって買う程度。 情報誌の類は立ち読みもしないので、ミーツがそんな おもろい編集であったのかを知りませんでした。 情報
月1回の蕎麦会席というので
『武蔵野』。 夜は週2回営業。以前たまたまのぞいたら、開店直後なのに 予約で一杯とことわられた、ならば月1回の予約のとりにくい 会席を期待して初参加。 野菜料理と蕎麦。どちらかというと日本酒、焼酎呑み放題 がメインの印象
姜 尚中の印象がガラリと変わった
姜 尚中が『母』というタイトルの本をだした。 テレビの政治討論で冷徹なロゴス的人物が なんで『日曜美術館』に抜擢されたんかわからんかった。 芸術系番組でも際だって個性を発揮してるようでもない。 その彼の自伝小説には、ギャ
あらためて若松孝二のパワーに敬意
70歳すぎて、<あさま山荘>。そして『キャタピラー』。 ピンク映画の熱い時代に十分すぎるほど燃焼しつくした 感じがしてるのに、このパワーはなんだ。 みんなこぞって、<老人力>などと、枯れたり弱ったりを たたえる流れになっ