田中康夫がいう新人の条件「若者でバカ者でよそ者」。 文学界に限ったことやなくてビジネス界であってもとん でもない顰蹙者しか時代を変えることできない。今まさ にこの問題をかかえる当事者としては<ううむ>の心境。 http:
カテゴリー: セサミ日記
笠から上がない石灯籠に青嵐
本社の裏庭。阪神大震災で石灯籠も倒れ笠から上が無い まま。それでも薫風がすぎれば青葉がまぶしく揺れる。 テレビショピングで高枝切鋏を見てむくむく。錆びかけ た鋏をとりだしバッサバッサ。青嵐をよびこんでめまい。 (石灯籠)
『「自分」から自由になる沈黙入門』 :小池龍之介
意識集中の方法が具体的。食べても食べても満足できな い時。口に入れる。舌に触れる。嗅ぐ。噛む。飲み込む。 食道をスピン回転で通る。胃に落ちる。臓腑に染み渡る。 順を追ってこの感覚に意識を集中していくと満足感あり。 htt
『玄生』 : 五月山の蕎麦
玄生、白生。くろきとしろき。玄挽き黒タイプと実の部 分を挽く白タイプ二種類の構成と名前のつけ方がうまい。 酒と料理がメインでその最後の締めとしてふさわしい細 切り洗練の蕎麦。ごま豆腐が典雅。むしろ蕎麦より看板。 http
『現代語訳 般若心経』 : 玄侑宗久
”般若波羅蜜多”ぐらいは耳に覚えがある。字面から般 若女の嫉妬にも心のさざ波の底には甘い蜜の思い出が一 杯、と解釈した。サンスクリット発音の”プラジュニャ ー・パーラミター”を音写したまんま。理解不能で当然。
へそのごま : 西脇市と忍野村
16日の日経新聞に西脇市が和田萬と取り組む金胡麻栽 培の紹介記事。西脇が日本の子午線なら忍野村は富士山 を日本のへそと見立てた。二つの地域から『へそのごま』 ラブコール。へそが茶をわかすような村おこしになあれ。 (忍野村
バリカン購入 : セルフカットで丸坊主
元来丸坊主、まだ煩悩多く前にチョコンと色気。芋洗坂 係長、鶴瓶、ロナウドの微妙な違い。自我棄てる覚悟で すっぱり。髭剃りのブラウンならよさそうと購入。セル フ先輩「水洗いできひんのあかんで」。さき言わんかい。 (購入参考
忍野村から富士山 : 美しい「花」がある
ゴマ栽培の忍野村。富士山に息をのむ。「美しい『花』 がある。『花』の美しさという様なものはない」。 小 林秀雄の結論が浮かぶ。何年か前登山で荒涼した山肌に 辟易したが、あれは崇高な美へ到達する修業だったのか?
上弦の月 : 月満ちてゆく
雨がやんだ。あじさいが吸いこんだ雨はどこへ消えたの か。見上げれば夜空に突然の月。青ナイルの天心に輝く 蒼い月。五島列島で桜にかすむ朝月。月が纏う様々な衣 装はこころの幽かを映す。大阪のこよい上弦の月は潔い。 http:
夏雨人に雨らす : 苦しみに恵みを
ゴマは干魃に強い。しかし播種期だけは雨が欲しい。夕 立を白雨とよぶ。雷雨を神立という。日照りの後は喜雨。 「夏雨(かう)人に雨(ふ)らす」。さっと涼しさを呼 び込む夏の雨は苦しみにもがく者に天の恵みをもたらす。 http