『日本一うまい魚の食べ方』を魚嫌いな連中に読ませた い。ブログの書き手<築地魚河岸の若旦那>を尊敬して しまう。「サンマは塩焼きが一番。苦いハラワタとじわ ぁ〜っと脂が浮いてっくる腹の甘味が何とも言えねぇ」。  
カテゴリー: セサミ日記
梅佳代、ほたえるガキどもをキャッチ
写真集『男子』にはふきだしてまう。こんなガキ、大阪 にしかおらんやろ。<ほたえの文化>再認識。『うめ版 =新明解国語辞典』も企画の勝利。<思いもよらない> <悔しい>のショットなんかモウ、モウ、お腹が捩れる。  
世界陸上、砲丸投げに興奮
スポーツは<走る><飛ぶ><投げる>。100m、マ ラソン、走り幅跳び、走り高跳び、砲丸投げ、やり投げ。 この6種に限る。砲丸投げの千両役者、ホッファとネル ソン、この一騎打ちはワグナーオペラを観る以上の感動。
『美加佐』で3時に待ってます
俳句仲間から法善寺で会えへん、と誘われて指定時間が、 ええっ3時!さすがに一番乗り。塩海胆、皮鯨、鮒すし と日本酒マニアにはたまらんアテ。5時にカウンターは 満席。着流しや粋な風情の常連さんが続々。残ってんや。
『今夜も落語で眠りたい』中野翠
CD落語が就眠儀式。<志ん生の語り口や声の質は、ビ ートたけしに似ている><古典落語はギャグの楽しさで はなく、空気が楽しい。風流気分が何とも快いのだ>< 「ついつい欲望に負けてしまう人」ばっかりが出てくる>。 &nbs
「<適正価格>など、この世に存在しない」
平松洋子さんのエッセイ。「かけそばを注文、なんとま 千二百円!一皿三千円のオムライス、ン十万が泡と消え るシャンパン。しかし、その代金は<適正>などという コトバから意味を奪うところにこそ支払う快感がある」。
『にこら』で甘きつね蕎麦
西陣で今が旬の蕎麦屋。京野菜つこた酒のアテがええゆ うのんで前にもいったことがあるけど、夏場の季節蕎麦 がおいしいと噂きいたんで再訪。トマト蕎麦はまぁこん なもん。きざみきつねはいける。1,500円はどやろ。
志の輔に文楽教えてもらう
文楽は関西のもんや、てわかってまっけどほとんど観い ひん。<志の輔らくご・文楽篇>。落語『猫忠』と文楽 を合体。人形遣いの繊細さに今更ながら、すごいやんか。 <何にもないけど何でもある>と実行する志の輔、全開。 &nbs
世界中あかんたれ時代の『リトル・チルドレン』
たわいもない不倫ごっこだけやったらアカデミー賞の候 補にもならんかったやろね。性犯罪者の社会復帰を一生 堪忍したれへん地域社会の倫理がミソ。元警官のトラウ マや間男の性癖など微妙な屈折ぶり。大人になられへん。
わかりやすさに感動する『仏像のひみつ』
国立博物館の展示企画をした山本勉さんの本。専門用語 が一切無い見事な語り口。有名な作品解説でなく、普遍 的な問題をかかげて説明。仏像が時代によって太ったり 痩せたりなんかも。えらい人ほど難かしこといいません。