蕎麦屋の進化。ざるやぶっかけではなく冷たい汁蕎麦が ふえた。なにわ翁から独立した『まき埜』のすだちそば が大胆シンプル。出汁が絶妙。かつおと醤油がでしゃば らずはんなりまったり。極論をいえばもう蕎麦もいらん。  
カテゴリー: セサミ日記
『反転』ヤメ検が暴く日本の構造
生々しい一級ピカレスク・ノンフィクション。辣腕検事 から闇社会の弁護士に、さらには国策捜査で逮捕された 人物。政財界とアウトローの人脈、検察の腐食構造。な により日本人の心を金まみれにしたバブル期を検証せよ。
『古裂会』ケッコーおもろいもんでてる
素人参加のオークションを京都の妖怪に教えてもろた。 どこそこの旧家の売り物で曽我蕭白なんか。アイヌの民 族衣装がでてたけどシミが多すぎて。なんやろ、月の輪 熊の血ぃやったら獣の怨念で肩こりそうやからやめとこ。
大阪の誇るべき漫画『大阪ハムレット』
いつのまにか第2巻がでてた。人間心理のあやがみごと。 キャラが妙ちくりんにリアル。脇のおっちゃんみたいな おばちゃんら。さすが、ひさうちみちおのアシスタント。 「靴ぬぐのんおとましし」。使てた使てたこんな大阪弁。
『桜会』満田さん、有名になったら困ります。
まだ若いけどまぁ研究熱心。素材をいかに活かして新食 感と旨みを創りだすか。酒にも独自の主張。『魔法のレ ストラン』にでてたけど、忙しなって時間なくなるのは 困る。『世沙弥』で月1回教室の先生してもろてるから。
農薬報道、おかしいんちゃう?
「中国産生姜から基準値を4倍も超えるBHCが検出」。 大罪悪の印象。0.01の4倍は0.04。ところが米、 芋、キャベツ等メインの野菜の基準値は0.2。生姜の 20倍BHCが発見されても報道なし。これ変やないの?
「ミヤコ・ホテル」はエロティック
復本一郎『日野草城』の副題は<俳句を変えた男>。新 妻との初夜十句連作は昭和九年発表。タイトルはいまで も新鮮やね。当時は下品でもここから橋本多佳子も三橋 鷹女も激しい性愛句が作れた。開拓者はいつでもえらい。
『笑いのディクショナリー』よう出来たある
<明治安田生命>の大阪総務部が非売品でだしてる本。 毎年<味>や<阪神>をテーマに関西を考える企画らし いが店頭にならぶ一般文化雑誌より面白い。人には食欲 と同様に<笑欲>ある、と織田正吉の説。笑うてなんぼ。
『大阪名物』あれもこれもどれも
某百貨店で『大阪名物』企画。ライターの団田さんが打 合せの手土産に<ヒノデ阿免>。純正水飴のさわやかな 余韻。隠れすぎた名店ばっかり、よくぞほじくりだして くれました。天満市場の大テラ、ツムラの鴨、鴻の砂糖。  
女も男もしゃべりはしゃべり
たいがい女がしゃべりで男は無口。この俗説は世界共通。 けど米国の調査でしゃべり度数は同んなじと出た。個人 的体験から国別でいえば、しゃべりはトルコ人。ゴマ栽 培で畑をまわっている間中、づう〜〜っとしゃべってる。