白秋の童謡

詩人三木卓の『北原白秋』。童謡にまたびっくり。「母 さん、帰らぬ、さびしいな。金魚一匹突き殺す」「猿の 尻は真赤いな、牛蒡焼いておつつけろ」。マザーグース を翻訳したのも白秋。悪や醜の実用的な次元を越えてる。

<いらち>の血

一皿目の用意にもうちょっとかかる、いやお客さんがイ ライラしはる、とにかくすぐ出せ。『世沙弥』厨房でい つも始まる騒動。東京は30分まで待てる率が12%、 大阪人は3%。10分以内が限度。いらちは大阪人の血。

信楽で穴窯

毎年1回この時期に水谷健悟さんが窯を焚く。4昼夜焼 き続けるので助っ人。陶芸を趣味でやっててもこんな経 験はそうできるもんやない。開始後100時間苦しんで 1280度。歓声と雄叫び。雷を飲んで火を吐く夏の窯。