食句塾12月例会 高倉健の句。 背中、義理人情、唐獅子牡丹、死んで貰います、 などのできあがったイメージが多い中で ・高倉健ゆく製氷皿に水を張り : 主水 追うように逝った菅原文太。 文太さんは俳句になりにくい。 ・ふう
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・たい焼きや枯葉のように売れ残り : 磯菜
食句塾。 吾亦紅、 俳句にはよく登場する。 われもこうありたい、か。 そういう潜在的な響きが好まれるのでしょう。 壺焼きの雲古、 さざえの内臓部のことですが、 意外にも、間違って解釈した者多数。 陶芸の壺の窯変でくっつい
第四十九回海程新人賞
食句塾メンバー 伏兎が 第四十九回海程新人賞 受賞 三好つや子 ・かまきりの手だか脚だか豆の蔓 ・生の死の赤をごちゃまぜ金魚競る ・近未来は淋しいところ蝿叩き ・加齢性直情径行唐辛子 ・煮凝りの感情でありレアである
・生々し二次元になる庭の猪 : 咲也
食句塾10月例会。 吟行予定が颱風で中止。 兼題:: <生> <骨> 席題:: <颱風・野分> ・生レバとそっとつぶやく秋の夜 : りえこ 生レバ、ユッケが禁止されたとはいえ、 秋の夜長に、こんな奴おらんやろ。 ・秋麗ま
・のろくさと広がる月夜の昆布だし : 大象
食句塾。 ・地下室に過敏性柿の種ふたつ : 菜摘 梶井基次郎の<檸檬>は爆弾。 この<柿の種> はエロっぽい。 ・台風はゆっくりと 後手3四歩 : 主水 なんとなく落語の『笠碁』。 ・のろくさと広がる月夜の昆布だし :
おっぱいは偶数のはじまりはじまり : 主水
食句塾8月例会。 兼題 そうめん・数 *そうめんをさっさとたべて瀧になる : 磯菜 落語の『蛇含草』。 男が消えて蕎麦が羽織を着てすわってた。 これは、そうめん食べた男が瀧になってた、という いとも涼しいお話である。 も
・缶ビール臍の緒を引く誕生日 : 磯菜
食句塾 兼題 : <缶> <際> 席題 : <深爪> ・ひまわりを喰い出す深爪のゴッホ : 主水 ゴッホなら、食べそう。 ゴッホなら、深爪しそう。 ・缶ビール臍の緒を引く誕生日 : 磯菜 そんなもんかなぁ。そんな感じ、た
・夕薄暑電車の中身椅子その他 : 主水
食句塾 兼題 : 茶碗 電 席題 : 青 ・似たような弔電の束心太 : 磯菜 ところてんはどうして心太? てんぐさを凝らしたもので、こごるの音。 太い海藻なので、こころふと。 (詳しくは語源辞典を検索) ところてんは簡単
・人間を一頭と呼ぶ日みどりの日 : 磯菜
食句塾 兼題 : 飴 首 席題 : 5月連休の嘱目詠 で ・大阪の飴弾丸より速し : 主水 おばちゃんのおせっかい、かえしの瞬発力。 速射砲のごとし。 ・見つけたり猪首に似合ふカンカン帽 : りえこ ちょっと上の世代。白
・前列に埴輪の座る島歌舞伎 : 磯菜
食句塾 ・ガンジスを沸かし飲み干す修羅の春 : りえこ 兼題<沸く>で壮大なスケール。修羅でまとめすぎ。 ・朧夜やしんと金環生む紅茶 : 翠胡 ゴールデンドロップの瞬間。 月のおぼろと金環の対比。 ・前列に埴輪の座る島歌