文楽三味線の鶴澤藤蔵にまいってしまうと、 『三絃の誘惑』を読みたくなって、 すると谷崎の『蓼喰う虫』が語られて、 蓼酢から鮎が食いたくなった。 1週間ほど前、通りがかりに一見ではいった 居酒屋の魚がうまくって、そこの黒板
カテゴリー: 食べ歩き周辺(食材・お店)
シェフの絶妙のスパイス
もの食うたのしさ。外食はなおさら。 料理を食うは食材を食うことと、料る人を食うこと。 料理人その人がどんなスパイスをもっているかにかかる。 30年来になるシェフ、4月に新規開店で久々に。 若い頃に自身のオーナー店をミナミ
突然ですが5月に閉店します
「突然ですが5月に閉店します。 6月からシンガポールであらたなスタートです」 びっくり。20年の割烹繁盛店がなんで。 名残の蛍烏賊、河豚白子の碗蒸し、 走りの稚鮎、初鰹、そして最後に ふだんは打たない蕎麦が特別に。 息子
桜鯛の加太漁港
桜といえば桜鯛といえば、 そうだ加太にゆこう。 うろこの唐揚げ、酒がすすむ。 骨を煮込んだスープ、どうよこのコク。 〜〜 これどんな料理?なんてきかんといて。 とにかく食べてからきいて 〜〜 うちは鯛、加太は鯛の港やねん
別格の蕎麦狂人
古墳をめぐりながらのお花見。 いにしえから散りつづけてきたような想いにとらわれるが、 染井吉野の寿命はわずか60年とか。 ふと見ると蕎麦屋の看板、名前に覚えがある。 もっと辺鄙なところにあったような。 くぐり戸をあけると
窓からコインランドリーがみえる
春雨に灯る自販機濡れて立つ 通い慣れたビストロがしばらくお休みに。 通りに面した大きな窓から、 コインランドリーがみえる。 都会のややお疲れ気味のくらしを 3時間で切り取ったドラマがはじまる。 毎回違った主役が違った物語
鮎うるか
<鮎うるか>がほしくなったので琵琶湖へ。 虫養い程度に、鮎の雑炊。 誘い水になって、あゆ寿司、 あっ、これも、あゆの炊き込みご飯に稚鮎の天麩羅。 腹ぱんぱんの子持ち鮎状態に。
熊男が熊の肉をしゃぶ
熊男が熊の肉をしゃぶ、してくれます。 猪の肉はしゃぶしゃぶしゃぶしゃぶしゃぶ。 猪は山野を駆け巡る猛々しい獣の味で 5回はしゃぶ。 熊は母なる大地の奥深い処に眠れる生き物の味、 とろける、しゃぶは1回だけ。 ちがうんです
郷土玩具の小幡人形(べこ)
五箇荘にはシーラカンスかピラルクのごとき 怪しげな鯉が群がる水路がある。 そんなケッタイな町並みにはへんな蕎麦屋がある。 ふるいお屋敷の大広間。 一番奥の床に土人形。郷土玩具の小幡人形(べこ)。 <手こね打ちうどん・手こ
【なんもない塚本 〜〜⑯】
【なんもない塚本 〜〜⑯】 なんもないどころか すっかりお騒がせの塚本になってすいません。 それではイメージチェンジに、 塚本駅前の豆腐屋さんをご紹介。 移動販売、毎週月、水の4時から5時の1時間だけ。 絹あげのやらこい